アロエの言葉を見るとアロエヨーグルトが真っ先に思い付きますよね。あのぷにゅぷにゅした食感のアロエです。食べ物としてのアロエの印象が強いと思います。
ですが、アロエは多肉植物です。正確には多肉植物の品種のグループ名であるアロエ属というものです。
この記事では食べ物のアロエから少し切り離して深掘りしていきます。
日本の多肉植物で一番多いか?
近所の家の花壇にアロエがあった、じじばばの家にはアロエなど懐かしい思い出があります。調べてみると鎌倉時代から日本にあり、当時は薬として使用されたとのことです。海外からたどり着いたそうです。ですが、当時に外国との貿易があったのか….詳細はわかりませんが、夢がありますね。
日本で有名なアロマ属の多肉植物
アロエ属の多肉植物は世界で500種類以上と言われています。日本の自生地は海岸沿いです。有名な2つの品種を紹介します。
- キダチアロエ
- アロエベラ
キダチアロエ
キダチアロエとカタカナ表記を漢字に変換します。どうなるかというと、「木立ち」です。木立ちが表す通り、「木が立っている」のような姿で生長します。
キダチアロエは悠然な姿を鑑賞できます。とはいいつつも、人と生活に使われることがあります。「アロエで医者いらず」といわれるときは、キダチアロエが該当します。
やけどのクスリ。そう、庭先に植えられていたので、使われたといいます。日本では鎌倉時代からあると一般的には言われていますが、美人で有名なクレオパトラが美容目的で、キダチアロエを化粧水として使ったとのことです。
なんでしょうか。観賞用としてだけでなく、食用や万能植物としてキダチアロエが使えるということだと思います。
ところが、昨今のキダチアロエは観賞用としても栽培されています。見ごたえのある姿を追求するような育て方が主流です。
アロエベラ
アロエベラの用途は鑑賞用の多肉植物は希です。人が食べるために栽培されます。アロエヨーグルトのぷにゅぷにゅです。
アロエベラのすべての葉は食べられません。葉の外側の堅い部分は苦みが強いです。食べると眉間にしわがよるほど苦いです。食べるところは、葉の内側にあるゼリー状の部分です。
ゼリー状の部分だから、アロエヨーグルトのあのぷにゅぷにゅした食感なのです。
アロエ属の育て方
アロエ属は多肉植物の観賞用として育てる人は多くはありません。アロエは食べるイメージが強いと思います。そして、食用になるので、簡単に育てることができます。
育て方のポイント
多肉植物の育て方の基本を守ります。ここさえ守れば育つものです。
- よく日光にあてる
- 蒸れに気を付ける
- 霜にあてない
食べることを強調しました。ですが、アロエ属の多肉植物として、観賞に特化して栽培している方もいます。本当に立派な姿になるので驚きと発見があります。チャレンジしてみるのも面白いと思います。
増やし方
アロエ属を増やすには「株分け」か「挿し木」がおすすめです。
葉挿しはどうでしょうか? 成功率が低く失敗します。葉挿しで増やすことができたら、幸運として楽しむようなものです。