初めて生産者のハウスに行くとなると緊張しませんか。
そんな緊張を少しでも和らげるお手伝いができることを願って今回は記事を書きます。
なぜだか不思議なことに多肉植物を育て始めると様々な品種や変わった品種が欲しくなってきます。
一般的な苗の取り扱いがある近所の園芸店やホームセンターでは満足できなくなってくるのです。
こうなったとき果たしてどこでほしい品種を入手できるのかを悩むはずです。
ネットショップで購入するのも1つの方法です。ただ、ネットショップでの購入は苗の姿を見て選ぶことができません。
せっかく購入するのだから自分の目で確かめたい!と思いませんか。
そうなると、多肉植物の生産者のハウスへ行って直接購入するという方法になります。
”ハウスに行って購入する”言葉にすると簡単ですが、いったいどうやって?という疑問や不安が出てくるはずです。
そんな疑問や不安をこの記事で解消してもらえれば幸いです。それではさっそく記事へ進みます。
事前準備
訪問するハウス選定
ハウスで直接販売をしている生産者を見つけるところからスタートしてください。
そして、
- 自宅から行ける距離?
- 交通手段はなに?
- 自分が欲しい属をメインに育てているハウス?
- 営業日時は?
などの情報をネットで収集してください。
ハウスの営業日時
特にハウスの営業日時は重要です。多肉植物以外の商品、例えば食品や衣服を購入する店舗の場合は営業日時を気にすることなく、店舗へ行きます。
しかし、ハウスへ行く場合には勝手が違うのです。
生産者はイベントに参加するためにハウスにいないことや、イベントの準備のために臨時休業にしていることがあります。
生産者によっては事前に訪問予約をしてからではないと行けないハウスもあります。
ハウスによっては雪が降るエリアに該当しています。雪の降るエリアにあるハウスは冬季営業時間が設定してあります。
事前にハウスの営業日時をネットで調べたり、電話でお問い合わせをしてから、行くようにしましょう。
欲しい品種のリストアップ
欲しい品種なんだから忘れることなどない!と過信してはいけません。
ハウスへ行くとたくさんの種類の多肉植物があります。それを見ると、脳内回線がぶっ飛んでしまいます。そして本来、欲しかった品種忘れて別の苗が欲しくなってしまいます。それくらいハウスへ行くと興奮をしてしまうものなのです。
せっかくハウスへ行くのですから、欲しい品種をきちんとメモをして事前準備をすることをおすすめします。
ハウスに行く覚悟
ハウスは屋外にあり、室内とは全く違う環境です。そのため気温や天候によって人間の快適さに大きな差が出てきます。
- 夏の暑い時期
- ハウスの中は蒸し風呂状態です。
- 暑さ対策と覚悟が必要です。
- 自然豊かな場所にハウスが立っていると虫がたくさんいます。
- 雨の時
- 足元が土の場合が多いので、汚れてもいい靴を履いていきましょう。
- 冬の寒い時期
- 日が落ちるのが早くなりますので、早めの時間に行きましょう。
- ハウスの中は暖房がついていて暖かいです。ハウスを出た時の寒暖差に気を付けましょう。
ハウスへ行くまでの不安
事前準備ができたら、あとはハウスへ向かうだけです。が、まだきっと不安があると思います。
初心者だけど平気かな?
初心者の場合、生産者の元へ行くとなると、恐れ多い気がしてドキドキするかもしれません。しかし、大丈夫です!
生産者は多くの初心者をこれまでにも迎え入れていますので、慣れたものです。
欲しい品種が見つかるかな?
欲しい品種が見つかるかどうかは、ハウスへ行ってからのお楽しみです。事前準備の段階で、欲しい品種をリストアップしていれば、ハウスに行って生産者に○○ってありますか?と確認することができます。
きちんと欲しい品種をリストアップしてください。
どうやって買うかな?
- 決済方法
- ハウスでの決済は現金がメインです。
- 買い物かご
- ハウスに置いてある場合がありますが、持参してもよいです。持参をすればそのまま、持ち帰れます。
ハウスに行っての疑問
接客
生産者はハウスに常駐していますが、積極的な接客をしてくれることは少ないです。
もし、洋服を店舗で買う時のように隣に店員さんが付いて、接客をするようなイメージをしていると多肉植物のハウスでの販売は180度違うので驚くかもしれません。
生産者はハウスにいてやるべき作業がたくさんあるので、その作業をしていることが多いです。
それでも、話しかけることは問題ないので、遠慮をせず疑問や質問があればどんどん話しかけてしまってよいと思います。
価格や品種
鉢ごとに名札や価格がついていないことが多いです。名札や価格を付けるのが大変なくらい多くの鉢があるということです。
価格や名札がなくて品種が分からない場合には、生産者に直接確認してください。
価格を聞かずに会計まで進んでしまい、予算オーバーになった場合でも引くに引けなくなることがあります。
もし予算オーバーだった場合には、”買わないで鉢を戻します”っと言っても多くの生産者は快諾してくれますので安心してください。
写真撮影
ハウスに行くと記念撮影や記録のために写真を撮りたくなるはずです。謝意sンを撮影するときには、生産者に許可を得てからにしましょう。
販売品?非売品?
珍しい苗や1つしかない苗や大きな苗を見ると、欲しくなってしまうことがあるかもしれません。
しかしそのような苗は親株として生産者が手元に置いていて、非売品である場合が多いです。
販売品か非売品かは目印の札が付いていることで判断できるハウスもあります。
判断ができないハウスの場合には、会計時に”販売できないんだよ”と言われます。そのときは潔くあきらめてください。
もし潔くあきらめが付かないときには、カットしたら販売してもらえるかを交渉してみてください。
質問責め
- この苗とこの苗は似ているけど、どう違うの?
- 品種の名前の由来は?
- 土は何を配合しているの?
- 腐りそうな苗があるんだけどどう対処したらいいの?
など生産者に聞きたいことがたくさんあると思います。 そんな疑問はすべて投げかけて回答をもらってきてください。
どの生産者も親切丁寧に回答をしてくれます。
まとめ
ハウスへ初めて行くときには緊張するかもしれませんが、この記事で少しでも緊張がほぐれるとうれしいです。
”百聞は一見に如かず”です。ぜひ生産者とじかに話をして、たくさんの品種を見て今後の多肉植物を育てるための知識が増やしてきてください。
さらに多肉植物を好きになるはずです。