多肉植物の秋麗(しゅうれい)とは?

初心者におすすめの多肉植物があります。

秋麗・秀麗・愁麗と漢字で書きます。難しい漢字が続きますが、安心してください。
すべて“しゅうれい“と読みます。同じ品種を意味します。

みなさんはラベルに品種を書く時にどの漢字の“しゅうれい“を書きますか?
私は”秋麗”と書くこともありますが、ひらがなで書いてしまいます。

では、初心者におすすめなのでしょうか?1つ1つ説明していきますね。

初心者におすすめの3つの理由

・暑さと寒さの両方に強い
・季節ごとに色が変わる
・増やすのが簡単

暑さと寒さの両方に強い

暑さに強いと寒さに弱く、寒さに強いと暑さに弱いという特徴が多肉植物にあります。秋麗(しゅうれい)は暑さと寒さの両方に強く丈夫な品種です。

秋麗はどの程度の暑さに耐えられるでしょうか? 
真夏の炎天下でもOKです。多肉植物は太陽の光を直撃すると葉っぱが焼けて枯れてしまいます。

秋麗はどの程度の寒さに耐えられるでしょうか? 
外気温が氷点下2度までOKです。霜があたる程度は耐えられますよ。少し難しい言い方をすると、「耐寒性は氷点下2度」といいます。

色が季節ごとに変わる

季節ごとに葉の色が変わります。葉の色の変化を見て季節を楽しむのも秋麗(しゅうれい)の楽しみ方です。
夏の緑色です。秋の訪れとともに紅葉して、紫色に変化します。少し高貴な言い方すると、「季節ごとに違った顔がある」といいます。

さらに、秋麗の葉には「白い粉」があります。お菓子のパウダーシュガーのようで、触りたくなるほど愛らしいです。ですが、白い粉を触るととれてしまって、復活するまで時間がかかります。触りたい気持ちをぐっとこらえて、見て楽しみましょう。

簡単に増やせる

秋麗は生長すると茎が縦に伸びます。茎が長く長く伸びるので、見た目で判断がしやすいです。
縦に伸びたらハサミで切って挿し木をします。挿し木な何をするかというと、切った茎を土に植えるだけです。

とにかく成長の早い秋麗は増やすのが簡単です。あっという間に秋麗が増えるので、寄せ植えにも使えますね。


さらに、たくさん増えた秋麗を鉢に入れておけば、鉢の中で無造作に暴れた姿で成長します。力強く育つ秋麗の生命力が鉢の中に凝縮します。この光景をみると生命力を感じ取ることができる品種の1つになるでしょう。

秋麗(しゅうれい)の育て方

丈夫な品種の秋麗は屋外で育てられます。雪が降り積もったり冷凍庫のような寒冷地でしたら屋内に入れてあげてます。
ですので、育てる手間がかからないので、放置しがちです。植物は放置されるとさみしい気持ちになるでしょうから、たくさん愛を注いであげましょう。

 春から秋の育て方

大切なことは春から秋まで太陽の光をしっかりと当ててください。驚くほどのスピードで成長します。

急激な成長すると、お水を与えたい気持ちになりますよね?

水を与えすぎると根っこが腐って枯れてしまいます。水を与えたい気持ちをぐっとこらえます。
秋麗の葉にはたくさんの水分が貯まっています。たくさん水を与えても生長を促しません。
生長を楽しみにするあまり水をやりすぎてしまうと逆効果です。注意してくださいね。

重要なことがあります。
秋麗の魅力の1つが葉についた白い粉です。この白い粉は水やりを苗の上からしていまうと、剥げてしまいます。大切な鑑賞ポイントを失います。ですので、葉に水がかからないように、水を土に近いところから与えましょう。

まとめ

初心者におすすめの多肉植物が秋麗(しゅうれい)です。生命力が強くたくさん増えるので、ホームセンターでお手ごろ価格で買えます。育て方と増やし方のテクニックが学べます。さらに、葉の色の変化で季節を感じ、葉の白い粉を鑑賞して心躍る楽しみを手軽に味わえます。秋麗はコレクションに必須です。

品種情報
  • 品種:秋麗・秀麗・愁麗(しゅうれい)
  • 属性:グラプトペダルム属