多肉植物に使う薬がいくつかあります。今回はそのうち代表的な5つの薬についてのお話です。
多肉植物に使う薬の目的
防虫
多肉植物に虫が付くことがあります。どのような虫が付くかというと、
- ヨトウムシ
- アブラムシ
- ワタムシ
- カイガラムシ
- ナメクジ
- アザミウマ
などです。
虫はだた多肉植物にくっついているのではありません。卵を産み付けたり、多肉植物を食べたりします。
虫が付くことにより、多肉植物は弱ってしまい最悪に事態には枯れてしまいます。
それを防ぐためには、虫が来ないようにすればいいのです。ということで、多肉植物に防虫効果のある薬を使います。
害虫駆除
防虫をしていても絶対ではありませんし、効果が切れてしまって虫がついてしまうこともあります。
虫がついていることに気が付いた時点で、虫を駆除するために使う薬が害虫駆除の薬になります。
芋虫のように大きな虫の場合には、つまんで別の場所に行ってもらうことができます。しかし、ワタムシのように小さく大量についた虫を手で完全に駆除することは困難です。
そこで、虫を駆除するための薬を使うのです。
殺菌
多肉植物を見たら腐りかけているなんてことがあります。苗全体が腐っている場合には残念ながら助けることはできません。しかし、葉の一部や茎の一部だけが腐っているときには、助かる可能性があります。
腐っている原因は雑菌に多肉植物がやられてしまったことだと判断します。
菌を殺すために薬を使います。
生長促進
多肉植物を増やすために葉をもいだり、茎を切ったりします。そのあとは早く根がでないものかとヤキモキします。
生長を促すことができる薬があります。
多肉植物に使う薬の種類
多肉植物に使う薬の目的は先に説明した通りです。では次にどのような商品があるのかをお話します。
オルトランDX
オルトランDXは防虫と殺虫の両方の効果を発揮する薬です。使い方は土に混ぜ込むだけと簡単です。
オルトランDXはこちらでも記事にしていますので、どうぞ。
ダニ太郎
多肉植物にはダニが付いてしまうことがあります。ついてしまったダニを手で取ることは難しいです。そしてついたことになかなか気が付かず、気が付いた時には被害にあっていることがあります。
このようなことを防ぐためにも定期的にダニ太郎を散布しておくことをおすすめします。
ダニ太郎以外にもダニを駆除する薬はいくつかあります。
ベニカX
ダニ太郎はダニに限定された商品でしたが、ベニカXは病気を防ぎさらには防虫殺虫作用がある商品です。
使い方も多肉植物に直接スプレーすると簡単です。
トップジンMペースト
トップジンMはペースト状の殺菌剤です。多肉植物が腐った部分から切った時などの切り口に塗っておくと、雑菌が入ることを防いでくれます。
ルートン
根を早く出したいときに使うのがルートンです。粉末状なので、切り口に塗って使います。
最後に
多肉植物を可能な限り薬に頼らず育てたいと思う方もいらっしゃるはずです。そのような方には、ハイフレッシュという商品をおすすめします。
ハイフレッシュはケイ酸塩白土からできている自然由来の粉です。ハイフレッシュは
- 根に塗る:生長促進と根腐れ防止
- 切り口に塗る:保護作用と発根作用
- 水に溶かして与える:生長促進
として使うことができます。