多肉植物のイルカとは?

イルカのシルエットにそっくりなもかわいらしい多肉植物があります。どこから見ても葉の形がイルカに見えてしまうのは自然の不思議ですね。

大きく成長すると、イルカの群れがぴょんぴょんと飛び跳ねているかのようです。

ところで、イルカとは本名ではなくニックネームです。

イルカの他にもドルフィンネックレス・イルカネックレスと言われています。本名に品種の名前はペレグリヌスです。少しだけ難しい話をするとセネシオ属に分類されています。

多肉植物のイルカはどのように誕生したのか?

数珠のような形のグリーンネックレスときゅうりのような七宝樹の交配種だったんです。グリーンネックレスと七宝樹を交配するとイルカのような形になるなんてとても不思議ですね。

ポイント

グリーンネックレスと七宝樹との交配種

続いて、育て方についてお話しますね。

多肉植物のイルカを育てる難易度は易しいです。多肉植物の初心者にも楽しんでもらえますが、大切なポイントがあります。

イルカ(多肉植物)の育て方

イルカの特性
  • 乾燥 ・・・ 強い
  • 湿気 ・・・ 弱い

乾燥させ気味に育てます。湿度が高いところに置くとどうなるでしょうか?高確率で根腐れして枯れてします。

置き場所

屋外の日当たりが良い場所がおすすめです。もし、屋外に置けないときは窓辺の明るい場所でもOK。吊り鉢に入れてぶら下げると、イルカの群れがぴょんぴょんと跳びはねる光景を想像できて素敵です。

乾燥の判断ポイント

多肉植物のイルカを観察して変化を把握することです。そのときのポイントは2つあります。

判断ポイント
  • 土:べちゃべちゃな状態はダメ。水分が少なく乾き気味にする。
  • 葉:シワが適度のよっている状態。パンパンに膨れているのは水分多すぎ。

夏のポイント

多肉植物のイルカは乾燥気味で育てます。ですが、真夏の直射日光には負けてしまいます。直射日光は強すぎて乾燥を通り越して乾ききって枯れてしまいます。夏の時期は、直射日光が当たらないように注意します。

要注意

繰り返しますが、夏の強い日差しは葉が焼けます。

冬のポイント

冬は乾燥気味だから安心できそうですね。ところが、油断したらダメです。なぜかというと、

要注意

気温が低すぎると凍結してしまう

からです。

雪が降ったり、霜が降りるくらい寒い日は対策が必要です。かわいらしくプニプニしている葉には多くの水分を含んでいるので、イルカの葉が凍ってしまいます。そして、傷んでしまいます。

寒い日は凍らないように軒下へ避難させます。

葉が傷んでしまっても諦めないでください。根っこが元気だと、葉が出てくることもあります。復活の可能性が残っています。諦めて捨ててしまう前に、根っこの様子をよく観察してください。

イルカ(多肉植物)の増やし方

多肉植物の楽しみ方には増やすことがありますね。イルカの増やし方の難易度は育て方と同じように易しいです。増やし方の方法は

増やし方

茎をカットして葉挿し用の土に挿してください。

です。茎をカットした多肉植物のイルカからも新しい葉がでます。カットしたままにならず新しい伸びてきます。ですが、カットしてもいい時期とカットしてはいけない時期があります。

カットしてもよい季節は?

「春」と「秋」にしましょう。
多肉植物のイルカには快適な季節で、葉っぱが元気に伸びるときです。新しい葉が出るときなのでカットしても負担が小さいです。

ところが、多肉植物のイルカにとって夏と冬は苦手です。夏は高温多湿と強烈な日光、冬は寒くてぷにゅぷにゅの葉が凍らないように頑張っています。この時期のカットは我慢しましょう。

どうして増やすの?

かわいい形の多肉植物なのでお友達にプレゼントすると喜ばれます。子どものころのお菓子の交換したように多肉植物も交換すると人間関係のコミュニケーションが豊かになりますね。

そして、どんなに大切に注意しても枯れてしまうことがあります。増やす習慣を身につけていると、多肉植物のイルカがコレクションから消えることがなくなります。そのためにも、育てながら増やすという習慣があるといいですね。

イルカ(多肉植物)の購入場所は?

かわいらしいイルカの形なので人気が高いです。
ホームセンターの園芸コーナーには陳列されていることが多い多肉植物です。名札には、ドルフィンネックレス、イルカネックレスだったり、イルカと書かれています。お手ごろ価格でもあるので、初めて多肉植物を育てる人にもおすすめです。

インターネット通販もおすすめ

インターネット通販でも買いやすいです。ですが、販売対象のイルカの写真をアップしていても、時間の経過で変化します。または、写真がイメージの場合もありますので、納得して購入してくださいね。

まとめ

多肉植物のイルカはかわいらしい葉の形で大人気です。多湿を避けて乾燥気味さえ注意すれば、多肉植物を始めた人でも簡単に育てることができます。注意深く観察することで、四季折々に葉っぱの形が変化していく姿を楽しめます。家に連れて帰って増やすことでまるでイルカショーのようですね。

品種情報
  • 品種:ペレグリヌス
  • 属性:セネシオ
  • 別名:ドルフィンネックレス・イルカ・イルカネックレス
  • 型:冬型