多肉植物へ水をやる時に注意するべきことを今回はお話します。
水やりについて
植物への水やりの方法と言いましても、ただ気が向いた時にあげればいいわけではありません。植物は”のどが渇いた”などの話をしないので、人間が様子を見ながら植物が今どういう状態にあるのかを考えながら水をやる必要があります。
多肉植物以外の植物の場合
植物を育てている、かわいがっていると実感できることの1つに水やりがあると思います。
多肉植物以外の植物を育ていると水やりはとても大切だと思います。水をやらないと枯れてしまうことになるからです。
多肉植物の場合
多肉植物の場合にはほかの植物よりも水やりの頻度は低くていいです。少々ほったらかしの状態で水やりを忘れてしまっているくらいでよいでしょう。
多肉植物の水やりの方法
一概に水やりと言っても多肉植物への水やりはなかなか難しいです。次に多肉植物への水やり方法をお話します。
いつ水やりをするの?
土が完全に乾いてから水をやるようにしましょう。土が完全に乾いた状態とはどのような状態なのでしょうか。言葉でいうのは簡単ですが、実際にどのような状態なのか難しいと思います。
土の乾きとは見えている土の表面のことだけではありません。土の中まで乾いている状態のことです。
見えない土の中のことをどのように知るのでしょうか。鉢をひっくり返して土の具合を見るのでしょうか。そんなことは難しいことです。
土の中の乾き具合を知る手段としては、つまようじか割りばしを土の中に入れて抜いてみてください。
土が乾いていなければ、つまようじや割りばしに土が付いて抜けます。
どうやって水やりをするの?
水やりは多肉植物の真上からじゃばーっとやるのではなく、土に近いところからやるようにしましょう。
多肉植物の真ん中に水がたまったままになると枯れてしまう原因になるからです。
どのくらいの量の水をやるの?
多肉植物に水をやる量は鉢の下から水が流れ出るくらいの量です。霧吹きで葉に水を吹きかけるだけでは足りません。
土に水を通すことで根の全体から水を吸い上げることができます。そして土の中に入っている肥料が溶け出て水と一緒に吸い上げられます。
多肉植物の水やりでよくなる失敗例
失敗から学ぶことはたくさんあります。最後に多肉植物を育てているときの水やりで失敗をしてしまう事例をお話します。
水の頻度が高い
多肉植物は高温多湿が苦手です。水をやる量が多すぎたり頻度が高いと多肉植物が枯れてしまう原因になります。
水やりは土が完全に乾ききってからやるようにしましょう。
多肉植物を気にしすぎる
多肉植物を気にしすぎると、気にしなくてもよいことに気が付いてしまうことがあります。
そして、水をやってしまうことになります。あまり多肉植物を気にせずに他の事をするようにしましょう。
他の人と全く同じ方法で水をやる
インスタやブログで同じ品種を育ていている方の水やり情報を見て、水をやったりすることがあるかもしれません。それをまねして同じように水をやると失敗する可能性があります。
その理由は苗は同じでも環境は同じではないからです。環境が違えば、天気が違うため、水をやるタイミングが違ってきます。
同じ品種を育ている人と全く同じ方法で水やりをすることなく、ご自分の環境に合った状態で多肉植物に水をやりましょう。
最後に
これから来る夏の時期に多肉植物には水があまり必要ありません。しかし、人間はたくさんの水が欲しくなります。夏の暑い時期に多肉植物を見ることに夢中になり、体調を崩してしまうことのないように注意しましょう。
小さいお子様がいらっしゃる家庭にはこのような楽しそうなものを夏の遊びに取り入れてみてはいかがでしょうか。