多肉植物のフォーカリア属とは?

ワニの大きな口のような姿に「ちょっと怖い!」という第一印象があります。多肉植物のグループ名はフォーカリア属です。

この記事ではフォーカリア属の多肉植物の情報をまとめていきますね。

フォーカリア属の品種

代表的な3つの品種です。品種名が漢字であり、その名前にも力強さがありますね。

  • 怒涛(どとう)
  • 四海波(しかいなみ)
  • 荒波(あらなみ)

フォーカリア属の姿

葉は対生して肉厚です。葉のふちにはトゲ状の突起があり、葉の真ん中にはでこぼこした隆起物があります。多肉植物の姿にはかわいらしさが求められますが、それだけでは満足できないこともあります。趣向を180度変えてみると新しい発見があり、かわいらしい多肉植物に対しても再発見があるはずです。

サイズ

フォーカリア属の多肉植物は、ワニのような姿であり、エイリアンの姿です。すると、巨大な植物を想像しがちです。

ところが、サイズは小さいです。コンパクトな多肉植物なので、場所をとらずに育てることができます。

 花

フォーカリア属の花は白や黄色の菊のような可憐な形です。見る人をはねのける力強さがある葉とは対称的に花の姿は美しいです。ツンデレのような多肉植物です。

フォーカリア属の交配

原種は数十種類と少ないフォーカリア属の多肉植物です。葉のゴツゴツした力強さを活かして、盛んに交配が行われています。その結果、交配種の数は爆発的に増え続けています。

交配が盛んな理由

トゲの長さや隆起物の大きさが違ったり、それらが出る場所が違ったり、カタチが違ったりします。この特徴を組み合わせて、好みのバランスにすることが交配の醍醐味です。

バランス

交配のポイントは次のようにまとまります。

  • 株のサイズ
  • 隆起物の大きさ
  • 隆起物の出る場所
  • 隆起物の形
  • トゲの長さ

これらの要素がバランスよく出た株が出現するには試行錯誤が必要かもしれません。しかしそのバランスの良さが多肉植物の愛好家の中で、その魅力をどのように伝えられるか、がポイントです。

 まとめ

フォーカリア属の多肉植物は、 怒涛・四海波・荒波というような力強い名前です。その名の通り、葉の形はゴジラのようなワニのような姿をしています。ところが、そんな力強さとは対称的に花の姿は美しいです。力強さの中にある美しさが人々を魅了するのでしょう。

そして、葉にはいくつかの特徴があります。それは、株のサイズ・隆起物の出る場所・隆起物の形・トゲの長さです。これらの特徴を組み合わせてオリジナルのフォーカリア属の多肉植物を生み出すために交配が盛んです。

力強さと美しさのコントラストが楽しめるフォーカリア属の多肉植物を育ててみましょう。