多肉植物はどこに生えて育つのが最適なのでしょうか。今回は多肉植物を地面に直接植える地植えについてのお話です。
一般的な植物における地植えについて
地植えという言葉を聞いたことがありますか。文字通り地面に植えることを地植えといいます。それでは地植えについてまずお話しましょう。
地植えとは?
地植えとは、植物を鉢やプランターには植えずに、庭や花壇や畑などに直接植えることをいいます。
地植えの場合には、土を整備したり土壌の改善などの手間がかかります。しかしその反面、根が地面を広げることができますので、立派に生長することができます。
植える植物を繁殖力の強いものにしてしまうと、あたり一面を覆いつくしてしまうようなことにもなりますので、注意も必要です。
どんな植物で地植えをするの?
地植えにする植物は木の他にもハーブやバラなどでします。もちろん、多肉植物でもできる品種があります。
鉢植えとは?
地植えとは対極する植え方として、鉢植えがあります。鉢植えは、植物を鉢やプランターに植えます。植える時点である程度サイズを決めてしまう方法です。
限られたスペースで植物を育てる場合には、絶対に必要な方法であるともいえます。
多肉植物の地植えについて
多肉植物以外で地植えができるとお話しましたが、多肉植物では果たしてできるのでしょうか。多肉植物で地植えはできるでしょうか、それともできないでしょうか。
答えは、多肉植物でも地植えはできます。では具体的にどのようにするのか、なぜするのかなど詳しくお話をします。
地植えをする理由
偶然にも多肉植物が地面に落ちてそのまま勝手に地面で育ってしまうということもあるでしょう。
では、あえて地植えをする場合には、どうして品種も選んで地植えに適した場所も選んでまで地植えをするのでしょうか。
鉢植えされた苗の根は、鉢のサイズで窮屈に育ちます。地面に直接植えることのできる地植えでは、根は広い土の中で広げて育ちます。栄養を吸い上げる根が育て土の上にある葉も茎も大きく生長します。
つまり、地植えをする理由は、多肉植物を大きく立派に育てたいからです
地植えに適した多肉植物とは?
地植えに適した多肉植物には強い品種がよいでしょう。強いとは何に対して強いかが問題です。
- 暑さ
- 寒さ
- 湿度の高さ
この3つに耐えられるだけの強さがある品種が適しているでしょう。しかし、3つすべての強さを持ち合わせた多肉植物はなかなかありません。
そのため、品種だけではなく、地植えする場所と取れる対策も一緒に想定してどの品種を地植えするのか決めたほうが良いでしょう。
例えば、地植えに適した品種としては、
- セダム属
- センペルビウム属
がよいでしょう。
地植えする場所はどこがいい?
地植えとは、地面に直接多肉植物を植えることです。どこの地面に植えるのがよいのでしょうか。
それは地植えする品種と育てる地域の環境に応じて選定する必要があると言えます。
地植えは一度植えてしまうと、なかなか植え替えて場所を変えることが難しいです。立派に根が地面で育っているからです。
そのため、最初にいろいろと想定して場所を決めてから地植えをすることをおすすめします。
例えば、お住まいの地域が雪が降る地域の場合には、セダム属よりも冬に強いセンペルビウム属を地植えすることをおすすめします。
地植えをするときの注意点は?
お住まいの地域が雪が降るような地域の場合には、雪を避けるためにビニールをかぶせるなどの工夫をする必要があります。
あまり発生してほしくないことですが、もし通りに面した場所に地植えをしている場合には、犬におしっこをかけらるようなことのないように注意しましょう。犬のおしっこで多肉植物は枯れてしまうからです。もちろん犬だけではなく、猫も同じです。
最後に
植物のことを考えたら、広い地面で育つべきなのでしょう。
しかし、広い地面に直接植物を植えるということは、植物を大きく育てられるという意味では、とても贅沢な感じがします。都心では植物のために場所を用意すること自体が難しいという現実があるからです。
携帯扇風機など暑い夏を少しでも快適に過ごすためのグッズが多く出されていますが、こちらの商品も快適に過ごせる1つです。