多肉植物を植え替えするとたくさん土が出ます。出た土はどうするのがよいのでしょうか。今回は土に関するお話をします。
多肉植物の土が多く出る時は植え替えの時です
多肉植物を育てていて楽しみの1つに植え替えの作業があります。植え替えの作業は寡黙ですが、普段は見えない根の状態を見られるし、新しい鉢と土へ植え替えたあとの爽快感がなんとも言えないのです。
ただ問題になるのが、たくさん出てしまった古くなった土の扱いです。
どうして多肉植物の植え替えをするのか
多肉植物の植え替え作業は楽しいからするのでしょうか。では楽しくなければ、植え替えをしなくてもよいのでしょうか。
植え替えをしなければ、古くなった土が出てくることがないと思いませんか。なので植え替えをせず、そのままの状態にしておきましょうか。
なんてことはしないで、植え替えをしましょう!では、なぜ古くなった土の扱いに困りつつも、植え替えをしなければいけないのでしょうか。
それは、
- 土の中の栄養がなくなる
- 雑菌や病原菌があるかもしれない
- 雑草の種が入って雑草が生い茂るかもしれない
などの理由があるからです。
植え替えをした後で出た土はきれいなのか
では、植え替えをした後で出た土はきれいなのでしょうか。その答えは”いいえ”です。植え替えをする理由にあったように、植え替えをする前の土はあまりきれいな状態ではないと言えます。
発想の転換で土に植えないという手段もあります
土に植えているからその土を替えなければならないし、新しい土を用意しないとならないし、古い土の扱いに困るしなどなど。
植え替え作業があまり好きではない方はいくつかの理由があると思います。もし土を使うことでデメリットが多くあるという方には、土を使わない!という手段をお伝えします。
小学生の頃に教室でヒヤシンスの球根を水耕栽培した記憶がありませんか。それと同じように多肉植物を水耕栽培するという方法があります。
他にも、栄養素がないために虫も雑菌もつかないと言われる赤玉土だけを使って多肉植物を植えるという方法があります。
赤玉土は水分を含むと粘性が出て、水はけが悪くなることを懸念するようでしたら、硬質赤玉土を使うことをおすすめします。硬質なので、水分を含んだとしても粘性が出にくいようになっている赤玉土もあります。
出た土はどうしたらよいのか
多肉植物の植え替え作業を楽しく進めた後に、溜まった古い土を見てげんなりしてしまうことがあるかもしれません。
たくさんの土は重たく運ぶことは重労働だし、虫がいるかもしれないと思うと怖いしなどなど。
そうだとしても、出てしまった以上、目の前にある土をどうにかしないといけません。では次に”どうにか”とは”どうするのか”についてお話します。
たにあるがお話する内容で少し皆様の気分が軽くなるとよいのですがどうでしょうか。最後まで試しにお読みください。
再利用はできるのか
見たところ、まだ使えそうな感じがする土を目の前にしたら、植え替えなくてもよかったのかもしれないなんて思うことがあるかもしれません。
そして、今度する植え替えのときにこのまま使っちゃおうかな?とも思うかもしれません。
結果から言ってしまうと、古い土を再利用することはできます。しかし、ひと手間かけてから使う必要があります。
再利用できるようにするためには、どうしたらよいのか
そのひと手間とは、古い土を日光消毒か熱湯消毒や焼いて消毒するということです。いずれかの方法で消毒をすることにより、雑菌や病原菌や雑草の種がなくなります。
古い土を処分する方法
再利用することなく、土を捨ててしまうということも間違えではありません。ただし、捨て方には注意が必要です。
土だからと言って近所の公園や土手や山に捨てに行ってはいけません。不法投棄とみなされてしまうこともあります。そしてもし土の中に多肉植物の種や葉があって、捨てに行った場所で生長してしまったらどうしますか。
もともとの生態系を崩すことにもなりますし、せっかく育っても手入れをされない多肉植物が可哀そうだと思いませんか。
そのため土を近所のどこかに捨ててしまうのではなく、ごみとして、収集をしてもらえるのかをお住まいの行政に確認をしてください。
あとはお近くのホームセンターで回収のサービスがあることもありますので、お調べになってみてください。
最後に
たにあるの勝手な想像ですが、多肉植物を育てている方で植え替え作業が嫌いという方は少ないのではないかと思っています。
硬質赤玉土の細粒は化粧砂としての使い道もありますよ。