ハーブ系多肉植物のアロマティカスとは?

多肉植物にアロマティカスには爽やかなミントの香りがあります。「アロマ」が品種の名前に含まれているからアロマトリートメントの香りを想像しますよね。

葉の姿がかわいい。そして、香りも素晴らしい。アロマティカスを育てる醍醐味はこの2つです。視覚と嗅覚を刺激されます。

では、アロマティカスを深掘りします。

香りの秘密

香りがある植物はなにが目に浮かび上がりますか?ここではシソがいいですね。シソ科の特徴は香りがあります。アロマティカスは香りというシソ科の特徴を継承しています。

香りがあるので、アロマティカスはハーブの仲間に入ることがあります。アロマティカスは多肉植物なのか?ハーブなのか?という議論もあるそうです。

ということで、多肉植物としてのアロマティカスの特徴とハーブとしてのアロマティカスの特徴をまとめてみます。

多肉植物としての特徴とは?

次の3つです。

  • 葉に厚みがあり、貯水ができる
  • 乾燥気味に育てても簡単には枯れない
  • 多湿に弱い

ハーブとしての特徴とは?

次の3つです。

  • 爽やかな香りがある
  • お料理やお茶(ハーブティ)に使える
  • 生命力がありたくさん増える

と、特徴を書きました。が、難しいことは少し忘れて、とても良い香りがする多肉植物でいいと思います。

アロマティカスの育て方

アロマティカスは育てやすい多肉植物です。アロマティカスには香りがあるので、害虫が遠ざかります。虫に葉が食われることが少ないです。

ですが、葉の姿のかわいらしさと香りを維持するには育て方にいくつかののコツがあります。

3つの育て方のコツ

  • 水は少なく乾燥気味にする。
  • 肥料は少なめにする。
  • 気温5度以上の環境に置く。

 香り良く

アロマティカスの自生地は南アフリカのため乾燥気味の気候に適しています。湿度の高いジメジメした環境が大嫌いです。水分が多いと香りも弱くなります。

さらに、十分な肥料を与えると成長すると思いますよね?ところが注意です。むしろ、肥料は少なめに栄養不足気味のような状態だと、香りのパワーがアップします。

詳しい香りのメカニズムはわかりません。ですが、育てた経験から歴然と違いがわかりました。アロマティカスを育てることで、とても良い香りに包まれて生活を目指しましょう。

増やし方

ハーブの増やし方の基本は水挿しです。水挿しって何かというと水耕栽培のことです。ヒヤシンスの球根を水に浸して育てた、小学生の理科を思い出してみてください。

アロマティカスの増やし方は「水挿し」

ハーブの特徴があるアロマティカスは水挿しがおすすめです。多肉植物の増やし方に水差しを用いることは珍しいことことです。とはいっても、水挿し以外の増やし方もあるので、まとめておきますね。

アロマティカスの3つの増やし方
  • 挿し木
  • 水挿し
  • 株分け

水挿しするとどうなるか?

アロマティカスの苗をカットして水に浸します。すると、根っこが数日で出ます。その後、土に植え替えをします。

ポイントは根っこが十分に出てから土に植え替えることです。根っこが出ていない状態で土に植えると育たず枯れてしまうことがあります。

夏の湿度が苦手

アロマティカスは生命力がパワフルです。鉢に植えているとあっという間にアロマティカスの葉っぱが増えます。葉と葉の距離が近いと風通しが悪くなり、湿気が増えます。

そうなると、枯れます。

夏場は湿度の蒸れを防ぐ目的のため、間引きして空間を確保して、風通しを良くします。間引きのタイミングでアロマティカスを増やすことができます。 アロマティカスの増やし方は湿度対策しながら増やす…です。

まとめ

アロマティカスには2つの特徴があります。それは多肉植物の特徴とハーブの特徴です。だから楽しいし面白い。多肉植物の育て方とハーブの育て方をバランス良く取り入れてみてくださいね。

品種情報
  • 品種:アロマティカス・キューバンオレガノ
  • 属性:プレクトランサス属