今回は多肉植物を育て始めたばかりの方向けの記事になります。内容は、植え替え時をするときに必要な4つのものについてです。
多肉植物の植え替え
多肉植物を買ってきてすぐに植え替えようと思う方は少ないと思います。まずは、買ってきたときに入っていた鉢と土の中に入れたままにして、無事に育つのかドキドキしながら、毎日を過ごしていると思います。
買ってきた苗が大きくなったり、花が咲いたりすると、上手に育てられていると自信がつきます。その自信から、次に植え替えをしてみようかな？と思うはずです。
では、多肉植物を植え替えようとしたときには、どのようにしたらよいのかをまずお話します。
いつするの？
多肉植物を植え替えよう！と思った時に植え替えをすればよいわけではありません。多肉植物を植え替えに適した季節と適さない季節があります。
- 梅雨の時期
- 夏の時期
- 冬の時期
上記の3つの時期は多肉植物にとって快適ではない環境です。その時期に植え替えをしてしまうと、多肉植物にストレスを与えることになります。
そのため、梅雨、夏、冬の3つの時期には植え替えを避けたほうがよいでしょう。
つまり、多肉植物を植え替えるのに適した時期は、春と秋になります。
なんでするの？
なぜ多肉植物の植え替えをするのでしょうか。自分がしたいからではなく、多肉植物にとって植え替えをするメリットには何があるかを考えてみてください。なにか答えは見つかりましたか？
答えは、土の中の栄養分を新しくして、多肉植物に新しい栄養を与えて、大きくするためです。
どうなるの？
土をあたらしくすることにより、栄養が豊富に入った土に入れ替わります。
栄養がたくさん入っている土に変わることで、多肉植物は大きく、美しい苗に生長するでしょう。
注意することは？
多肉植物を植え替えたのだから、すぐに栄養を吸収してほしい気持ちになるはずです。そして水をすぐにやって、栄養を吸収させようを思うかもしれません。
植え替えてすぐに水をやることは厳禁です。
理由は、植え替えの時に根っこが傷ついていたんでいるからです。その傷口からは栄養だけではなく、雑菌など吸収してほしくないものまで吸収してしまいます。
せっかく大きくきれいな多肉植物にしようと思って植え替えをしても、植え替え直後に水やりをしてしまうことにより多肉植物を枯らす悲しい結果を招いてしまいかねません。
植え替えをしてから2週間ほどの期間をおいてから、水やりをしましょう。
多肉植物の植え替えに必要な物
鉢
植え替えをする前の鉢を使って、土だけを入れ替えることでもよいでしょう。しかしせっかく多肉植物の植え替えをするのですから、気分も新たに今までとは違った鉢を使ってみることをおすすめします。
もし、多肉植物を今より大きくしたい場合には、入っていた鉢より一回り大きなサイズの鉢に植え替えをします。反対に、今以上に多肉植物を大きくしたくない場合には、今と同じ鉢に植え替えをします。あるいは、多肉植物の一番外側の葉をもいで、今の鉢より1周り小さい鉢に植え替えをするということもできます。
鉢の種類は育てる多肉植物の生長する大きさや生長する姿の特徴に合わせて選びましょう。
例えば、
根っこが長く太く伸びるので、高さのある鉢を選ぶ
1つの苗が大きくなることはないが、1つの苗から増えて群生をするかもしれないので、2つ4つの苗が増えるスペースがある鉢のサイズを選ぶ
といったことがあります。
土
まずは、園芸店やホームセンターやネット通販で多肉植物の土と書いてある土を選びましょう。多肉植物を数年育てて、多肉植物をある程度理解することができたら、自分で土を配合してみるのも楽しみの1つになるでしょう。
肥料
土を入れ替えるだけではもったいないので、土と一緒に肥料も入れましょう。その時におすすめしたいのが、マグアンプKという肥料です。ゆっくりと時間をかけて土に栄養が染み渡り、その栄養分を多肉植物が吸収して大きくなります。
殺虫剤
植物を育てていると、虫と付き合うことになります。虫が苦手な方でも多肉植物を育てたい一心で虫とうまく付き合っている方もいるはずです。
可能な限り虫を多肉植物に寄せ付けないためにも、殺虫剤を植え替えの時に土に混ぜ込んでおきましょう。
多肉植物の植え替えの時に土に混ぜ込む殺虫剤としておすすめなのは、オルトランDX粒剤です。
最後に
多肉植物の植え替えに限らず、初めてのことはとても緊張しますし、悩むと思います。やり終えてしまえば、なんていうこともないと思えます。まずは、チャレンジすることが大切です。
勇気を出して、チャレンジしてみてください。多肉植物の植え替えにチャレンジできた後にはこんなチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
