たにあるが考える多肉植物を初めて育てる方向け記事の第2弾です。今回は多肉植物を育てる時に使うべき道具はどのような物があるのかをご紹介する記事です。
土や鉢に関連する道具について
まずは土や鉢に関連した道具からお話します。多肉植物を育てる時に使う土や鉢に関する道具と言えば何か思い浮かぶものがありますか。土と鉢に関する道具なので、もちろん土と鉢以外の道具を思い浮かべてくださいね。
では早速話をお進めていきましょう。
鉢
鉢はすでに苗が入っている状態から、植え替えをするときに使う道具になります。
もともと苗が入っていたような形状の鉢に移し替えてもよいです。しかし、もともと苗が入っていたものに再度植え替えをすることはあまりおすすめできません。
鉢に雑菌などの汚れや虫がついている可能性があります。そのため、鉢を再利用する時には、よく天日干しをするか、殺菌剤につけておいて消毒してからにしましょう。
また鉢にはいくつか種類があります。
- 形
- 四角
- 丸型
- 尻つぼみ型
- 色
- 黒
- 白
- 茶色
- ピンク
- 大きさ
- 1号から20号以上のサイズ
- 高さのあるもの
- 素材
- プラスチック
- 陶器
- 素焼き
- 特徴
- 鉢底穴の有無
- スリットの有無
など実に様々な種類がありますので、入れる苗のサイズや置き場のキャパに合わせて、選択をすることができます。
土
土も買ってきてすぐに使うものではありませんが、植え替えをするときには必ず必要になります。これまで使っていた土の中には栄養がなくなっているため、新しい土へ取り換える必要があります。
土の使いまわしも雑菌や虫がいる可能性があるため、しないほうがよいでしょう。
植え替えをするとき使う土は、ネットショップやホームセンターなどで販売されている、”多肉植物の土”を使うことをおすすめします。
多肉植物の性質に合わせた土がブレンドされているので、いろいろな種類の土を買って自分でブレンドをしなくて済むからです。
ブレンドされている土にも種類がたくさんあります。まずは少量サイズを買って試しで使ってみるのがよいでしょう。
もしご自分でこだわってブレンドした土を使いたいとなった時には、多肉植物の性質と土の性質と育てている環境とを総合的に判断して、ブレンドに挑戦してみることも楽しみの1つになるかもしれません。
こちらの記事で多肉植物の土について書いていますので、よろしければどうぞ。
はさみ
はさみも用意しておいたほうがよい道具になります。が、文房具のはさみではないですので、ご注意ください。園芸用のはさみというものがあります。
さびにくいステンレス製がさびないので、おすすめです。園芸用のはさみもカラフルな商品がそろっているので、どれにするのか悩みながら選ぶのも楽しいかもしれません。
ライター
物書きの意味のライターではなく、火をつける時に使うライターのことです。何に使うと思いますか。一服をしたり、何かを燃やしたりするために使うのではありません。はさみやピンセットを消毒するために使うのです。
もし、雑菌のついたままのはさみで苗を切ってしまうと、切り口から雑菌が入り、多肉植物が枯れてしまうような事態に陥ります。
そのためはさみやピンセットを使う前には、ライターであぶってから使ったほうがいいです。
火であぶる時間は一瞬ではなく、1分くらいかかりますので、ライターではなく、チャッカマンでもよいかもしれません。ライターで長時間火をつけていると指元が熱くなってきていしまう可能性があるからです。
土入れ
シャベルではなく、スコップような土入れを準備します。スコップですと土をスコップにためて、鉢に入れることができます。
鉢のサイズに合わせて土入れのサイズも変えたいと思いますので、サイズが3つセットになった商品があると便利です。
ピンセット
ピンセットは、枯れた葉を取るためや虫を取るために使います。手で枯れた葉を取りたくても、葉と葉の間には隙間が少ないと、なかなか取れないです。そんなときにピンセットで取ると簡単に取れます。
虫を素手で取ってしまうことができればよいのかもしれませんが、なかなか勇気が必要なことではないでしょうか。そんな時にもピンセットを使って取れば少しは頑張れるかもしれないです。
割りばしや菜箸
多肉植物を眺めながら優雅にご飯を食べるための割りばしではないのです。割りばしは、小さな苗をつかんで土に植えたり、植える位置を調整するときに作業がしやすいので、使って見てください。
実際にプロの方が使っているときの記事がありますので、こちらからどうぞ。
ゴム手袋
土を触ったりすると手が荒れてしまうことがあります。女性の場合、爪が長い方もいらっしゃると思います。その爪を保護するためにもゴム手袋を使ってください。
特に乾燥をする冬場に外で作業をしていると、手があれる原因にもなってしまいます。それでもゴム手袋をしていると、乾燥が防げるようで、手荒れがあまりおこらないことがあります。ゴム手袋をする前にハンドクリームを薄く塗ると保湿効果が高まります。
ゴム手袋の種類は手にフィットするタイプのほうが、細かい作業をするときにしやすいです。手より大きなゴム手袋をしていると、物を運ぶ時にするっと落としてしまう危険性もあります。
プラスチックケース
衣装ケースのようなプラスチックケースではなく、下の画像のようなケースです。こちらのケースは何に使うかお分かりになりますか。
こちらのケースは、苗や道具を運ぶためにも使えますし、植え替えをするときにこの中で作業すると土をこぼさないでできますし、土と肥料と薬剤を一緒に入れてこの中で混ぜることもできます。
大変使いみちの多いプラスチックケースなので、用意することをおすすめします。
掃除道具
土をいじったり、枯れ葉を取ったりする作業によって、どうしてもごみを落としてしまったり、汚してしまうことがあります。
そのため、ほうきと塵取りとごみ袋といった掃除道具が必要になります。
水やりに関する道具について
多肉植物を育てていて好きなことってなんですか?と多肉植物を長く育ている方に聞くと、水やりか植え替えや枯れた葉を取ることなどなどあります。どれも多肉植物を育てていると実感できることですよね。今回は水やりをするときに使う道具をピックアップしてお話します。
ジョウロやホースや空いたペットボトル
水をやる時の道具としては、ジョウロやホースが必要になります。もし、ジョウロがなかったり、ホースが届かない場合には、開いたペットボトルを活用することいいですよ。2Lのペットボトルを数本用意しておくと、何度も水を運ぶ必要がないです。
しかし、今のペットボトルは厚みがなく、持った瞬間に握力で水が飛び出てしまうことがあります。ご注意ください。
上の画像はワインを注ぐための道具ですが、ペットボトルに付くサイズを見つけて、ペットボトルにつけることをおすすめします。
注ぎ口が小さく、狙った場所に水をやることができます。
ブロア(通称:シュポシュポ)
苗の真ん中には生長点と呼ばれる場所があります。その場所に水がたまったままになると、多肉植物が腐る一因となります。
そのため、苗の真ん中に溜まった水を取り払うために使う道具として、ブロア(通称:シュポシュポ)が必要になります。
苗の数が少ない時には、1鉢ずつ息を吹きかけて水を取り払うこともできますが、苗の数が多くなってきて、息で水を吹き飛ばすとなると結構大変です。
数鉢の水を吹き飛ばしただけでも、息が上がってしまうくらいです。これ、本当です。結構体力を消耗するようです。
そのためブロア(通称:シュポシュポ)が必要になります。
最後に
”まずは形から!”ということではなく、本当に必要な道具についてご案内をしました。どの商品もインターネットで簡単に入手できる商品ばかりです。
Amazonや楽天を見て商品を選んでみてください。
道具が増えてくるとだんだんと、こんな収納ケースが欲しくなってくると思いますよ。