【たにある考察-第5弾】多肉植物の流行(ブーム)について

https://taniaru.com/wp-content/uploads/2019/03/shutterstock_149000414.png
YURI

今回はたにある考察の第5弾として、多肉植物の流行(ブーム)についてお話をしたいと思います。

流行(ブーム)は繰り返す

多肉植物に限らず、流行(ブーム)は繰り返されるのが常です。例えば、ファッションが身近で分かりやすいのではないでしょうか。

今、流行っている女性が履く厚底の靴ですが、今初めて流行した商品ではありません。厚底の靴は以前にも流行しています。以前とは、1990年代のことです。1990年代とは安室奈美恵さんのファッションを真似したアムラーが渋谷周辺にたくさんいた時の頃です。そのころの靴を思い出してください、あー!あの靴ねと思い出すはずです。その厚底の靴が2018年頃からまた流行しているようです。

このように多肉植物に限らず流行(ブーム)は繰り返されるのです。ファッションの話はこのあたりで終わりにして、多肉植物の流行(ブーム)のお話を進めていきましょう。

多肉植物の流行(ブーム)について

多肉植物についての最初の流行(ブーム)は、サボテンのブームとは切り離してお話していきたいと思います。

ちなみにサボテンの流行(ブーム)は多肉植物よりも先に始まっており、明治30年代頃からサボテンを高値で取引する人たちがいたと記録があるようです。

では、多肉植物のブームはいつでしょうか。多肉植物として認識されていたかどうかは不明ですが、”金のなる木”別名:花月(かげつ)が昭和の初めころに大流行(ブーム)しました。

それは、葉と葉の間に5円玉を引っ掛けて、金運アップの植物として販売されたため、大流行(ブーム)になったようです。そのため、多肉植物として流行(ブーム)したのではなく、金運アップの植物として広く認識されていた可能性のほうが高そうです。

その後は大きく特定の品種が目立って多肉植物が流行(ブーム)というような記録が見つけられませんでした。

もし今後、”たにある”がインタビューをしていく中で、多肉植物のブームについて深く知ることができた際には、情報を更新します。

近年の流行(ブーム)の要因はなにか

昭和の初めから多肉植物を生産している方は、昔も今も趣味の世界としての多肉植物は変化がなく、あるとしたら、女性が多く趣味として多肉植物を扱うようになったことと、若い人の割合が高くなったという感じがすることかもしれないとおっしゃっていました。

では、2016年頃から始まった近年の流行(ブーム)の要因には何が考えられるのでしょうか。

  • 海外を含む流通網が発達
    • 苗や種を輸出入すことができるようになった
    • 配送にかかる日数が短くなり、苗が腐る可能性が低くなった
    • 遠方の店舗まで配送ができるになった
  • IT機器の発展や新たなサービス誕生
    • スマホにより、移動中でもネット通販を利用することができるようになった
    • オークションやメルカリなどで個人間の取引が容易になった
    • ネットにて容易に多肉植物の情報が収集できるようになった
  • 2014年にインスタが日本語に対応
    • 写真を簡単にネットへアップすることができ、その写真を共有できるようになった
    • 個人を含む多くの人が情報発信をすることができる場ができるようになった

などがあるのではないでしょうか。

これらによって、女性や若い年代が多肉植物を趣味として始める方が増えたとは考えられないでしょうか。もちろん女性や若い年代という限定ではなく、より一般的に多肉植物を認識してもらえることになったはずです。

流行(ブーム)の陰で起こっていること

流行(ブーム)は起こることはすごいことですし、素晴らしいことです。しかし、良いことだけではなりません。良いことがあれば悲しいですが、悪いこともあるのです。

悪いことには目を向けなくてもよい言うわけではないと”たにある”は考えています。そのため、少々嫌なお話にはなってしまいますが、 現実として起こってしまっている問題になります。

多肉植物を趣味とする人たちが流行(ブーム)よって増えることにより、 あまり取り上げられていない陰で起きている問題についてもお話をします。

”たにある”が取り上げることで少しでも問題点が改善する方向に向かうことを願ってお話しますので、お付き合いください。

社会・環境的問題の発生

多肉植物を趣味とする人が多くなると、多くなった分だけニューズも多くなります。つまり、他の人と同じ品種ではなく、他の人が持っていない品種が欲しくなるのです。そしてそのニーズに応えようとする人も出てきます。

他の人が持っていない珍しい品種はどこに存在しているのでしょうか。ニーズを提供する側の立場になって考えてみてください。

他の人の持っていない珍しい品種は自分で作り出せばいいのでしょうか。それとも、同じ苗でも少し見た目の違う品種を珍しいんですよと騙してしまえばよいのでしょうか、はたまたどこか未開の地へ行って採取してくればよいのでしょうか。

答えはどれもニーズに応えたということにはなります。珍しい品種を作り出すことも未開の地で採取してくることも問題はないです。騙してまでニーズに応えるのは応えたことにはなりませんし、信用問題にかかわります。

未開の地で苗を採取することは、採取をしてはいけない条約の対象になっている植物もありますし、立ち入ること自体が禁止されているエリアもあります。

その他にも、仕入れ価格を下げて高く売ると儲けが大きくなるとの考えから、仕入れと称して他人の苗を盗み、販売することで利益を出すような輩も出てきました。他人の物を盗むのは窃盗です。

この窃盗問題は、ある本には1967年頃にもサボテンで起こっていたと記載がありました。時代や環境が変わっても人間のやることには、変わりがないという悲しい現実を知ってしまった気がします。

品種の付け方に関する問題

流行(ブーム)が目の前にあるのなら、その波に乗らない手はないです。そして、特定の品種がブームになっているということで、似た姿の品種をブームの品種と名前を付けてしまうような問題も発生しています。

インターネット通販では、商品写真はイメージであることや商品名に〇〇と流行(ブーム)の品種が記載されているため、簡単に嘘をつけてしまうようです。

または、同じ1つの品種に対して、いろいろな名前を付けてしまうこともあります。違う聞いたことのない名前であると、違う品種のように思えてしまいますが、実は違うということがあります。

取引金額に関する問題?

過剰に価格を高く設定していることもあるかもしれません。

しかし、取引金額に関することは、売る側と買う側の双方が納得をして買えばいいと思っています。買う側は市場調査をしてこの苗はこれくらいの値段が相場なんだと理解したうえで、苗を買うことをおすすめします。

苗の適正化な価格とはいくらと決まりはありません。 そして、価格には意味があります。質のいいもの、ブランドの物そういったものは価格に反映がされます。

販売をする人の想いや姿勢に共感して苗の価格を判断することも、よいのではないでしょうか。

最後に

今のブームと言えば、タピオカではないでしょうか。タピオカは今から29年くらい前の1990年代に第一次ブームがあり、2008年頃に第二次ブームがあって、2019年現在には第三次ブームとなっています。

タピオカはネットでも買えます。

ブームだから飲んでみたいけれど、並ぶのはちょっと気が引けると思っているかたにはご自宅で作れるタピオカドリンクをおすすめします。ストローで飲む時には、普通のストローでは細いので、タピオカを吸い取れる太さのストローが必要ですよ。