【たにある考察-第6弾】昔はね・・・多肉植物の現在と違いを見てみましょう

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YURI

たにある考察-第6弾を今回はお届けします。タイトルにある”昔はね・・・”は昔を美化して、現在を批判するなどという悪い意味では決してありません。昔はこうだったんだよと多肉植物に関する昔のお話を聞くことがよくあります。その内容を記事にしたいと思います。

現在の多肉植物に関する環境がいかに便利か

今、もし何か欲しい多肉植物があったとします。その多肉植物は簡単に入手することができますか。多肉植物に限らず、何か欲しいものがあれば、すぐに手に入る、手に入れられる環境が整っていると言われている現代です。

インターネットの発信力

”たにある”がこのように記事を書いて、世界中の方々に見ていただける機会があるのも、インターネットのおかげです。

もしインターネットがない状況で、記事を読んでいただきたいと思った場合、出版もしくは、街頭演説をするということになるはずです。

”たにある”が記事を書いて、読んでいただけるという、インターネット発達した時代でよかったなをつくづく思います。

インターネットでの買い物

インターネットを使うと、情報発信のほかにも情報収集ができます。情報収集をして、欲しいものも入手することができます。

欲しい多肉植物があって、それが海外のサイトで販売をしていたとしても個人で輸入をして注文ができるのです。代金の支払いもクレジットカードがあれば、心配することなく買えます。

海外で購入した苗や種でも、運送システムの向上によって1週間ほどで、手元に到着することが多いです。

重たい土もネットで注文をすれば、玄関まで届けてくれるんです。それも、早ければ注文をした翌日に届くこともあります。なんて便利なのでしょう。

わからないことはネットで調べることも本で調べることもできます

多肉植物の育て方が分からない!と一人で悩むことなく、ネットに聞けば教えてもらえるのが現代です。ネットに聞くとは、ネットで調べることはもちろんのこと、インスタやFacebookなどのSNSを通じたコミュニティがありますので、そこで教えてもらうこともできてしまいます。

インターネットでの情報に抵抗があるとなれば、本で調べることもできます。多肉植物の本は、書店以外でも取り扱いがあります。学校や地域の図書館でも取り扱いがあります。

書店での多肉植物の本の取扱数はとても多くの種類があります。図鑑に特化本、育て方に特化した本、寄せ植えに特化した本などがありますので、ご自分の目的に合わせて選択することができます。

多肉植物を取り巻く環境の昔と今について

今と昔の多肉植物を取り巻く環境を様々な視点からお話をしてみたいと思います。”へー、昔はそうだったんだね、だから今がこうなんだね”と昔を知ることで現在を知ることができるかもしれません。

昔、人気のあったのはサボテンで今は多肉植物が人気

昭和の時代は、多肉植物よりもサボテンのほうが人気がありました。サボテンが人気の時に、多肉植物のメセン(女仙)を育てていると”腐れ玉”と言われるなど肩身の狭い思いをしたという方もいらっしゃいます。

平成から令和の時代は、サボテンよりも多肉植物のほうが人気があります。サボテンは、トゲがある品種や大きく生長する品種が多いため、現代の住宅事情に合わないのかもしれないです。

サボテンは花の色がとても鮮やかで大きな品種が多くあります。今、少しづつまたサボテンが好きという若い方が増えているように感じるとおっしゃる生産者もいました。

やはり流行(ブーム)は繰り返されるということですね。そのことを記事にしていますので、よろしければこちらからどうぞ。

昔は苗の輸入は一苦労、今はちょっとした手間

昔は、今のように輸送システムが整っておらず、海外から多肉植物を送ってもらうとなると、台湾や韓国などのアジア圏からの発送であっても、1週間以上の日数を要することがあったそうです。

それが今では、アジア圏であれば2~4日もあれば自宅へ多肉植物が届いてしまうというのです。

多肉植物は生ものですから、早く届いたほうがよいです。届くまで時間がかかってしまうと、日照不足や高温多湿などの原因で多肉植物が枯れてしまう可能性があるからです。

ヨーロッパからの輸入に関しても2週間ほどで自宅まで届くようです。植物に関しては検疫がありますし、輸入となると関税の手続きもあるため、少々時間を要してしまいます。それでも海外から2週間ほどで物が届くとは驚きです。

昔は苗の数や種類が少なく普及も難しい、今は苗の数も種類も豊富で普及率も高い

先ほどお話しましたが、日本にはない品種を海外から持ってこようとして輸入をしても、手元に届くまで時間を要してしまい、枯れてしまうことがありました。その可能性があると分かっているので、あまり数を多く輸入することが昔はできなかったようです。

あとは海外への代金を支払う送金問題もあったようです。昭和の時代には、ネットでクレジットカード情報を入力すれば決済終了ということはありません。

銀行に行って振込手続きをする必要があったのです。個人が大きな金額を海外へ何度も続けて送金をすると、銀行に怪しまれることもあったとお話する方もいらっしゃいました。

輸送にかかる時間は海外からの発送される時だけの話ではありませんでした。国内から国内への荷物発送にも時間を要していました。

昔は、輸入や国内配送に関して時間がかかったり、支払い方法に手間がかかったりするということで、なかなか多肉植物の数や種類を多く国内に普及することができなかったようです。

昔の苗の通販方法聞いてびっくり、今は当たり前にネットで

今は多肉植物が欲しいと思えば、ネットで名前はもちろん商品も見て買うことができます。今、こんなに便利な注文の仕方をしていますが、昔の通販システムはどうだったのか想像つきますか。

お話を聞いた時に衝撃的だったのですが、昔は、名前と価格が一覧になった紙が販売店から郵送されてきて、そこから電話をして注文をしたそうです。

名前を聞いたことのない多肉植物があったとしても、今のようにネットで調べることができなかったそうです。多肉植物が届いてからのお楽しみということですね。

お察しされているかもしれませんが、もちろん一覧表(カタログ)には苗の写真なんて載っていなかったそうです。印刷技術も今のようにカラーできれいに印刷された一覧表(カタログ)ではなく、ガリ版というわら半紙のような薄い紙に、エンボス加工されたような一覧表(カタログ)だったらしいです。どなたか、古い一覧表(カタログ)をお持ちでしたら、見せていただきたいですね。

昔は郵便も地域によって届くまで要する日数が違っていました。販売店は在庫数をあまり持っていませんでした。そのため注文できる一覧表(カタログ)が郵便で届くのが早い方から買えるという先着順だったようです。

一覧表(カタログ)の発送元から遠方に住んでいると、一覧表(カタログ)を早く入手することができず、注文自体が難しかったようです。

今ではネットで苗の姿も名前も調べられますし、注文もネットで簡単にできますが、昔は一覧表(カタログ)の郵送から始まって電話注文をするという方法だったとは、これまた驚きです。

こちらで現代の通販に関する記事を書いていますので、よろしければどうぞ。

昔はなかなか入手できなかったんです、今はすぐに入手できます

今では、当たり前に皆さんが冬の寒さから多肉植物を守るために使っている物です。でも昔は、それが市販されておらず、金額も高く入手することが難しかったらしいです。これはなんのことだかお分かりになりますか。

その答えは、ビニールです。昔は園芸用にビニールが生産されておらず、ビニールを使って寒さから多肉植物を守ることができなかったそうです。

野菜や果物も温室(ハウス)で生産をしていなかったのかもしれません。そのため、ビニールが園芸用として生産がされていなかったのでしょう。

今では、ホームセンターへ行くと量り売りをしてくれるビニールです。昔の話を聞くと、ビニールを使えることに感謝をして使おうと思えます。

こちらにそのほかの”たにある”考察を書いています。よろしければ合わせてお読みください。

【たにある考察-第7弾】多肉植物を通じた輪を広げることについて【たにある考察-第6弾】昔はね・・・多肉植物の現在と違いを見てみましょう【たにある考察-第5弾】多肉植物の流行(ブーム)について【たにある考察-第4弾】多肉植物の名前について

最後に

今回のお話は今と昔のお話でした。今回お話した内容もいつか昔として取り扱われる時が来るはずです。

”古きを知って新しきを知る”達筆なTシャツです。

これからの多肉植物の世界がどのように変わっていくのか楽しみです。まずは、時代の流れについて行けるようにしなければ!と思っております。