多肉植物がブームだ!流行っている!とよく聞きますが、どこで、どのような多肉植物が流行ってムーブになっているのでしょうか。ブームっていうけどどんな感じなの?について今回はお話します。
人気のある多肉植物について
人気がある品種は販売会に出されると争奪戦になります。大人気の品種はオークションに出されると、びっくりするような金額(数百万)にもなります。
それくらい大人気の品種がある多肉植物ですが、人気のある属にはある程度、属性があります。
まずはどのような属性でどのような多肉植物がブームになっているのかをお話します。
特に女性の間で大ブーム
女性に特に人気のある多肉植物とえいば、エケベリア属です。なぜ女性心をエケベリア属は刺激するのでしょうか。
エケベリア属が女性に人気な理由としては、
- 色合い
- 形
- 種類の多さ
があると言えます。
エケベリア属の色合いは、ピンク色や淡い緑色が多いです。苗の形は、バラのような形をしており、美しい姿をしています。
そして何より品種の多さが魅力的です。多肉植物好きの方ならそうだよね!と共感を頂けると思いますが、収集癖がある方が多肉植物好きには多くいらっしゃいます。
エケベリア属の苗をネット販売するとサイトがパンクするくらい注文が殺到します。そして、人気の生産者の苗はオークションで数万円もの値段が付くくらいです。
それくらい人気のあるエケベリア属ですから、イベントなどの販売会の時には、バーゲン会場のような状況になります。
初めて販売会に参加をするときには、ご注意ください。
特に男性と海外で大ブーム
特に男性と韓国や中国などのアジア圏で大人気の品種があります。大人気過ぎて、苗の窃盗事件が発生してしまうくらいです。
そんなとてつもないブームはハオルチア属で起こっていました。
ハオルチア属の美しさは、葉の色の渋さや透明感のある葉の姿にあります。
特に若いおしゃれ男女の間で大ブーム
今おしゃれな若い男性と女性に人気の多肉植物があります。先日開催された関東カクタス連盟主催の販売会にも、おしゃれな若い男女が多くいらっしゃっていました。
その方々のお目当ての多肉植物は塊根類でした。エケベリア属やハオルチア属のように葉を姿を楽しむというよりは、根の姿を楽しむ品種かもしれません。
塊根類をおしゃれでオリジナル性の高い鉢に入れると、とてもサマになります。
多肉植物がブームになることでの弊害もあります
多肉植物が人気になることは、多肉植物を知るひとが多くなり良いこともあります。しかしながら良いことだけではないのです。次に多肉植物のブームの裏で起きている問題点についてお話をします。
多肉植物をお金として見る
残念なことにブームが起こると、多肉植物をお金としてとらえるようになります。そのようにとらえるのが、多肉植物を生産・販売をしている方々ではなく、ブームに乗っただけで多肉植物が好きではない人たちなのです。
苗と名札の不一致発生
人気の品種を名札に書くだけで、売れるような状況がありました。そうすると、本来なら違う苗にもかかわらず、人気のある品種名を名札に書いて販売してしまうこようなことも発生していました。
窃盗事件発生
古くは昭和の半ばから多肉植物を趣味として育てている方がいらっしゃいます。その方々の持っている多肉植物には貴重な品種が多くあります。そんな貴重な品種は高値で取引されます。それを知っているよからぬ人は、盗んでしまうのです。つまり、仕入れ価格を抑えて高く販売して利益率を上げるということです。
価格高騰
運よく入手できた人気の品種をオークションやメルカリなどで、転売をして高値で取引するようなことも発生していました。
最後に
今回のブームについては多肉植物に限ったことではありません。そしてブームは長期間続くものでもありません。冷静に状況を見て、どのように行動をしたらよいのかを判断する力と心の余裕が必要です。