多肉植物は普通の植物とは少々異なった増やし方ができます。今回は多肉植物の増やし方について記事にします。
多肉植物を増やす
多肉植物は他の植物とは異なり、簡単に増やせる品種が多くあります。
他の植物との増やし方の違い
多肉植物は葉や茎を使って、増やすことができます。
身近な植物であるチーリップや水仙は球根で増えていきますので、葉や茎で増えることはありません。
また桜の花が美しいから、自宅の庭に植えたいと思って桜の花を拾ってきても自宅に桜の木は生えません。
しかし多肉植物の品種には葉を1枚もらっただけで増やすことができてしまう品種もあるのです。
増やす目的
簡単に増やすことができてしまう多肉植物ですので、増やすこと自体が楽しみになります。
1枚の葉から新しく小さな葉が出てきたときの喜びは、とても大きなものです。アニメのとなりのトトロのワンシーンを思い出してください。トトロが夜中に発芽をさせてくれたシーンを思い出しませんか。発芽した葉をさつきとメイが見てとても喜んだ時と同じような行動をしそうになるくらい、うれしいものです。
そんな喜びを自分以外の人とも共有したくなり、友人に多肉植物を紹介するきっかけの1つに増やす目的があるかもしれません。
増やした後
多肉植物を増やした後に、眺めてにやにやほくそ笑むのも1つです。そのほかにも増えた多肉植物を使って寄せ植えを作って楽しむのもよいでしょう。
多肉植物を増やす方法
一般的に多肉植物を増やすための方法が4つあります。その4つについて詳しくお話してみたいと思います。
葉挿し(はざし)
葉を取って土の上に置いておきます。茎と接していた葉の部分から根っこが出てきます。根が出た後は双葉が出て、そのまま順調に生長すると立派な苗になります。
多肉植物のすべてが葉挿しできるわけではありません。
葉挿ししやすいのは
- セダム属
- エケベリア属
です。
挿し木(さしき)
挿し木とは、茎の部分で多肉植物を切って、土に挿すことです。茎の部分から根っこが出てきて、葉も出てきます。
挿し木しやすいのは、
グラプトペタルム属です。
株分け(かぶわけ)
1つの株から2つ3つと株が出てくる多肉植物があります。新たに出てきた2つ3つ目の株を1つ目の株から切り離すことを株分けと言います。
株分けができる多肉植物は、
- コノフィツム属
- オロスタキス属
です。
胴切り(どうぎり)
恐ろしい行為に思えますが、多肉植物を2つに断裁することを胴切りと言います。木の伐採をイメージしていただくと分かりやすいと思います。
多肉植物を真っ二つにすると、切った両方から新しい葉や根っこができます。つまり1つの多肉植物から2つの多肉植物ができあがるのです。
胴切りができる多肉植物は、
- ハオルチア属
- エケベリア属
- アエオニウム属
です。
最後に
多肉植物は生き物です。命があるものはいつか死にます。これが悲しいですが、現実です。そのため、命がある間に精いっぱい活動しようと発想の転換をして有意義な多肉植物との生活を楽しんでください。